世界初のクオーツ鉄道時計、
38RW 3870-0010 QYE010 です。
ムーブメントは3870A。
1976年の販売価格は47,000円。
販売価格が高価であった為か、
国鉄(現JR)では採用を見送り、
一般販売された物が細々と見つかります。
携帯精度は、月差±10秒以内と、
38QTを上回るスペックであります。
一見、後続の75RWと区別がつかないのですが、
主な相違点は、諏訪マークが6数字側近くに配置。
裏ブタ内に電池押さえの爪がセットされており、
装着を誤らない為、上部にガイドの凸凹あり。
こちらもシリアル刻印はケース内側、
耐磁プレート内になります。
3870Aはこの機種専用で
金色の機械が美しいです。
シリアル”54”で始まる1500個程が
出荷されたものかと思われます。
注意点として、ムーブメントが
一般の3803等に替えられている物があり、
裏ブタを開けた瞬間、落胆の時も。
希少なムーブメントの証拠でしょうか。