主にセイコークオーツ色々
クレドール誕生以前のセイコーは、一般向け腕時計の上位に、
貴金属や宝飾を用いた特別高級腕時計（特選モデル）を展開。
華麗と気品に満ち、息をのむ数々がラインナップにございました。
その後、それら多くは、時の移ろいを経、外装は金として取引され、
残った文字盤や機械は、部品取として生き延びた物を見受けられます。
そんな残りとどまりし物を集めて楽しむのもこれまた一興。
卑下カスタム？流行り言葉で例えればレストモッド？！
いずれにしても特別な文字版だけに、
左腕先端には高次元反応あり！にございます。
1980年、シャリオのラインナップに新たに加わります、
硬質(SHAC)ケース：Cal.6020を搭載した2針モデル。
瑪瑙（めのう）の天然石ダイアルが特別感を演出いたします。
それが 翌1981年発売開始のドルチェに統合となりまして。。。
瑪瑙のサードニクスとブラックオニキスを文字盤に用いたモデル。
1970年代から80年代にかけ、一部の高級ラインに見受けられます。
パワーストーンとしても支持を得たものかと思われます。
天然素材ゆえに、二つと無い模様、正に一点物です。
フォーマルな装いに適うノンデイト仕様。
当時販売されておりました38QTは、
標準品と称されてカタログ掲載されておりました。
SUPERIOR（特別高精度品）、VFA（高精度品）、
そして中堅の38QTと名を連ねております。
そのお次が、38QRなるシリーズです。
38QT専用の箱は、小生の浅学では見出せません。
当時の付属箱は、1、2世代前の機械式と比べると、
だいぶ簡素化されている感がございます。
ただ、現在の凡庸タイプと比較しますと、
やはり古き良き時代の味がそこにございます。
SBBN051 7C46-0AR0 (2021)：発売価格¥297,000。
2021年7月発売。限定1200個（国内500）
1986年クオーツダイバーズ35周年記念限定モデル。
時代の寵児：5010モデル。
38QTW-144(3803-5010) ブルーダイアル。
38QTW-146(3803-5010) グリーンダイアル。
3823-7000： 3823-7001には専用ブレスレットが標準装備です。
モデルや年代で数種類のバージョンが用意されました。
シャープなラグ＆オクタゴンスタイルの7040品番。
7000系とは対局の立体的造形のモデルでございます。
CAP GOLDとST.STEEL、２種が用意されました。
38SQW-040(3823-7040) CAP GOLDケース。
38SQW-040(3823-7040) ST.STEELケース。
標準モデルの7001。
白と紺、晩年にローマンインデックスが追加と、
3種のダイアルが用意されました。
38SQW-010(3823-7001) ホワイトダイアル。
38SQW-014(3823-7001) ネイビーダイアル。
38SQW-050(3823-7001) ローマン数字ダイアル。
初期モデルの品番は7000です。
白と紺、２種のダイアルが用意されました。
38SQW-010(3823-7000) ホワイトダイアル。
38SQW-014(3823-7000) ネイビーダイアル。
“Very Fine Adjusted” 通称 V.F.A。
セイコー機械式マニアには至高の響きでしょう。
セイコークオーツにもその名称は受け継がれました。
世界初のクオーツ鉄道時計、
38RW 3870-0010 QYE010 です。
ムーブメントは3870A。
1976年の販売価格は47,000円。
38QTのポケットウォッチ、
38QT 030 38-3000
ムーブメントは38A。販売価格は85,000円。
1974 Vol.1から1975 Vol.1までカタログ掲載。
38QT唯一の多機能モデル、 38DQC-010(3819-7000)。
デュアルゾーンタイマー：通称クオーツ デュオタイム。
主な外装パーツを見てゆきましょう。
“＊PYF018の外装パーツ＊” の続きを読む
ノンデイトの雄：38-7030モデル。
38QT-010(38-7030) スノーフレイクダイアル。
38QT-040(38-7030) アラビアダイアル。
38QTの取扱説明書は１種類と思われ、
当時のセイコークオーツ一連の定型スタイル、
38QTは少し茶色がかったグレーの色合い。
38QTの革ベルト用の尾錠は
当時のセイコー凡庸タイプが付属します。
これがなかなかの質感を感じますお品。
ステンレス製で、幅15mm程。
同じ意匠で、GS KS GQ KQタイプがございます。
シンプル＆シャープなフォルム：7070:7090モデル。
38QTC-120(3802-7070) シルバーダイアル。
38QTC-124(3802-7070) ブルーグラデーションダイアル。
38QTW-120(3803-7090) シルバーダイアル。
38QTW-127(3803-7090) ブラウングラデーションダイアル。
シリーズ初期三部作の定番：7030モデル。
38QTW-050(3803-7030) シルバーダイアル。
38QTW-055(3803-7030) ブルーシャンブレーダイアル。
38QTW-057(3803-7030) CAP GOLDケース。
38QTW-074(3803-7030) 梨地ブルー(グレー)ダイアル。
38QTC-050(3802-7030) シルバーダイアル。
38QTC-057(3802-7030) CAP GOLDケース。
38QTC-080(3802-7030) アラビアダイアル。
シリーズ初期三部作の筆頭：7020モデル。
38QTW-030(3803-7020) シルバーダイアル。
38QTW-035(3803-7020) グレーサンレイダイアル。
38QTW-036(3803-7020) グリーングラデダイアル。
38QTW-064(3803-7020) ネイビーグラデダイアル。
38QTC-030(3802-7020) シルバーダイアル。
38QTC-035(3802-7020) グレーサンレイダイアル。
38QTC-036(3802-7020) グリーングラデダイアル。
シリーズ初期三部作の長兄：7010モデル。
38QTW-020(3803-7010) シルバーダイアル。
38QTW-024(3803-7010) ネイビーグレーダイアル。
38QTC-020(3802-7010) シルバーダイアル。
38QTC-024(3802-7010) ネイビーグレーダイアル。
最初期モデル、デイデイトの 38QTW-010(3803-7000)、
デイトの 38QTC-010(3802-7000) に歴史が始まります。
SBBN040 7C46-0AL0 (2018)：発売価格¥240,000+税。
2018年8月発売。限定1978個（国内500）
1978年クオーツダイバーズウォッチ復刻限定モデル。
SBBN021 ブルーオーシャン
7C46-0AE0 (2011)：発売価格¥220,500。
2011年8月発売。限定400個（国内300：海外100）
セイコー創業130周年記念限定モデル。
SBBN019 ホワイトドルフィン
7C46-0AD0 (2010)：発売価格¥220,500。
2010年8月発売。限定300個（国内200：海外100）
セイコー国産ダイバーズウォッチ誕生45周年記念限定モデル。
SSBS018の見た目の違いは、ほぼありませんが、
多く現物を並べ、見比べると若干の違いがある様な。
専用箱は２種類ございます。
“専用箱” の続きを読むSSBS018の取扱説明書は３種類存在します。
“取扱説明書：タグ類” の続きを読むSSBS018から遊環も同色の金属製になり特別感が増します。
“尾錠” の続きを読むSSBS018の標準ベルトは発売時のカタログから GL 44A です。
1994 Vol.2のカタログより DAL1に変更がなされます。
SSBS018
7C46-7009（1985〜1996）：発売価格¥140,000。
7C46-7008（1997〜2005）：発売価格¥133,000+税。
1986年6月発売開始。1000m飽和潜水用防水。
“＊SSBS018＊” の続きを読むPYF018の専用箱という物は無く(推測）、
機械式600mから見られる専用箱が充てがわれます。
取扱説明書を見てみましょう。
“取扱説明書” の続きを読むXGL832の尾錠は手作り感漂う肉厚の造形になっており、
数多あるセイコー尾錠の中では断トツの存在感です。
PYF018の標準ベルトはカタログ記述によるとXGL832(GL832)。
“ウレタンベルト：XGL832(GL832)” の続きを読む
PYF018
7549-7000（1977〜1981）：発売価格¥120,000。
7549-7009（1981〜1986）：発売価格¥120,000。
1978年6月発売開始。600m飽和潜水用防水。
“＊ PYF018 ＊” の続きを読む
1975年発売の『深海の黒い顔』こと機械式6159-7010：YAQ028から、
1978年6月にクオーツモデルとして発売に至るのが7549-7000：PYF018。
